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クスサンの繭(マユ)の意外な利用方法って?

栗の木 社会

広島県の観光農園「ラ・スカイファーム」でクスサンが大量発生し、クリの木の葉が食い荒らされたことが原因で、毎秋人気を集めている恒例のクリ拾いが中止になったと騒ぎになりましたね。

クスサンと言う名前もあまり聞き馴染みがなかったのですが、蛾の一種ということと、繭の意外な使いみちがあったということで調べてみました。

 

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クスサンとは

漢字では「樟蚕」と書きます。

ヤママユガ科で日本全国に分布。
幼虫が、クリ園や街路樹のトチノキ、モミジバフウなどに大発生して全木の葉を食い尽くすこともあるということですから、今回の「ラ・スカイファーム」さんはまさに、このクスサンの幼虫の被害にあったということですね。

防除方法としては、集団生活している若齢幼虫期に捕殺するか薬剤を用いて殺虫するというのですが、「ラ・スカイファーム」さんは、無農薬を徹底しているそうですので、被害が広がったようです。

クスサンの成虫(雌)

クスサン

写真出展:http://www.weblio.jp/

クスサンの幼虫

クスサン幼虫

写真出展:http://www.weblio.jp/

 


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クスサンの繭の意外な利用方法とは

クスサンの繭は、別名スカシダワラといわれているように粗い目のスケスケ繭なのですが、繊維がきわめて丈夫で、手で引き裂こうとしても破れないぐらいの強度があります。

クスサン繭

https://www.jataff.jp/konchu/kemushi/kususan.html

昔はこの強度を利用して釣糸の元祖となったテグスの原料にしていたそうです。
幼虫を酢、食塩、水を混ぜた液体につけて、体を切って、絹糸線をとりだし引き延ばして乾かすとまるでナイロンのような釣糸になるそうでうす。

 

まとめ

クスサンの繭の利用法をいろいろと調べていたら、中には幼虫を煮たり揚げたりして食されている方のブログもあったりなんかして、すっかり腰が引けてしまいましたが、なかなか興味深い内容のものもある方は、調べてみてください。ちなみに、私は措置い方面は“パス”です。