ドケルバン病って治るの? 手術や術後の後遺症も心配

スマートホン エンタメ

タレントのアレクサンダーが、妻でタレントの川崎希のドケルバン病発症をブログで公表しました。

なにか難しそうですが、私自身は今回はじめて耳にする病名でしたので、症状や治療法、後遺症について調べてみました。

 

スポンサーリンク

ドケルバン病とは

ドケルバン病とはいわゆる腱鞘炎(けんしょうえん)の一種で、妊娠出産期の女性や更年期の女性に多く生じます。

母指(親指)を広げると手首(手関節)の母指側の部分に腱が張って皮下に2本の線が浮かび上がります。ドケルバン病はその母指側の線である短母指伸筋腱と長母指外転筋が手首の背側にある手背第一コンパートメントを通るところに生じる腱鞘炎です。

また、手の使いすぎやスポーツや指を良く使う仕事の人にも多いのが特徴です。手の使いすぎといえば、最近はスマートフォンの操作で、ドケルバン病になる人が増えているようです。症状としては手首の親指側の痛みがありますので、よく手を使うことを自覚している人は、この病気の可能性を考えて、近くの整形外科で相談してみるのもいいかもしれませんね。

 

 

ドケルバン病の治療方法は?手術は必要?

腱鞘炎は痛みが長引くという人も多いようですが、ドケルバン病の治療方法はあるのでしょうか。

ドケルバン病にはまずは保存療法が行われます。保存療法というのは、手術をしないという治療方法で必ずしも安静にしておくという意味ではないのですが、今回の場合は痛み止めの服用や湿布、固定具を使用して安静にします。

そして次にそれでも改善が見られない場合にはステロイド注射を行います。このステロイド注射には副作用として腱が弱くなるというものがありますので、頻回の注射は推奨されていません。ですので、ステロイド注射を数回行なっても痛みが引かない場合に手術が検討されます。手術が嫌だからと言って注射を繰り返すことは極力避けましょう。

 

ドケルバン病手術方法は大きく2通り

皮下腱鞘切開術

基本的には局所麻酔で皮膚を切開して腱鞘を切開、腫れて暑くなった腱を解放させます。傷も小さく、感染のリスクも少ないため、比較的安全な手術です。入院の必要もありませんが、術後のリハビリは必要です。

 

内視鏡手術

内視鏡で行う際は切開したところから内視鏡の管を挿入し、管から通したメスで腱鞘を切開します。こちらも傷口は小さいので、入院の必要はありませんが、リハビリは必須です。
どちらも手術時間は15〜30分、手術費用は3割負担で8000円程度です。

ドケルバン病の後遺症ってあるの?

日帰りでできる手術なので、大げさに心配する必要はありませんが、代表的な後遺症としては、手のしびれが残る「反射性交感神経性萎縮症」という感覚神経の障害があります。手術の際に神経を傷つけてしまうことによって起こります。

後遺症も怖いですが、ドケルバン病は再発する可能性がある病気です。手術で痛みがとれても油断せずに再度ドケルバン病にならないためには、スマートホンの使いすぎなど生活習慣に気を付けることが大事です。

まとめ

今回川崎希さんがドケルバン病発症をブログで公表したことをニュースで見て初めて病名を知りました。スマートフォンの流行で、ドケルバン病になる人が増えているということですが、たしかに電車の中でも驚くほどのスピードで操作している人も見かけますね。そういう意味では現代病の一つといえるかもしれませんねん。用心したいものですね。