公演前から話題になっていた「スーパー歌舞伎II(セカンド) ワンピース」の公演中、座長を務める歌舞伎俳優の市川猿之助さんが左上腕など3カ所を骨折したというニュースが飛び込んできました。10月9日、10日と2度にわたる手術をしたそうですが、この後も複数回に渡り手術の必要があるそうで心配ですね。
代役には、顔も似てるし香川照之さんがやればなんて歌舞伎ド素人の私はふと頭をよぎりましたが、尾上右近さんが任されるようですね。そりゃそうですね、普通の芝居ではないですしね。
そこで、気になる市川猿之助さんと香川照之さんの現在の関係について調べてみました。
市川猿之助さんと香川照之さんの関係は?
歌舞伎界46歳の新人、俳優香川照之さんが市川中車襲名し、今日初舞台。3歳から始まるのが普通な歌舞伎界にこの年で入門するのは、どれだけの覚悟が必要かと思うと、歌舞伎が分からなくても応援したくなりますね。 pic.twitter.com/BCEBRMBn
— Tang Hefeng (@tangtangbonito) June 5, 2012
猿之助さんから見ると、自分のお父さん(四代目市川段四郎)のお兄さん(三代目市川猿之助・二代目猿翁)の息子が香川照之さん(九代目中車)になります。つまり市川猿之助さんと香川照之さんの関係は従兄弟ということになりますね。
家系図的にはシンプルなのですが、香川照之さんが46歳にして、歌舞伎界に入ったことで、二人の関係が複雑に。
もともと、香川照之さんは両親の先代猿之助さんと女優の浜木綿子さんが離婚して母親に育てられ、父親と絶縁状態であり歌舞伎界とも縁がありませんでした。
浜木綿子さんが女手一つで育て、香川さんを東京大学に進学させたときは、マスコミでも話題になりましたね。
一方、市川猿之助さんは猿之助襲名前は、二代目市川亀治郎を名乗っていました。親しい人からはいまだに、「亀ちゃん」と呼ばれているようですね。
そんな猿之助さんは、幼い頃から先代に憧れ、舞台で宙乗りをする姿をみて「僕もああなるの」と言ったそうです。
そして、猿之助さんが亀治郎時代に主催していた「亀治郎の会」の舞台をみた先代が、名跡を譲る決意をしたとも言われています。
香川さんの立場からすると、「もし自分がずっと歌舞伎界にいたのなら猿之助を襲名するのは自分だったはず。」と考えたり、反対に猿之助さんの立場からすると「今から歌舞伎界に入るって言われてもなぁ。」とか、お互いに微妙な関係ではと思ってしまうのですが。
しかし実際には、猿之助さんがテレビドラマ初出演の時は、香川さんが先輩俳優としてサポートしたり、逆に香川さんの歌舞伎界入りに際しては、猿之助さんがアドバイスするなど、とても良好な関係のようですね。
これからのふたり関係は?
俳優としても確固たる地位を築き上げた香川照之さんが、40歳も過ぎてからああえてさまざまな困難も予想される歌舞伎の世界に入ったのは、やはり自分が果たせなかった『猿之助襲名』を、我が子に託すためだともいわれています。
そうだとすれば、この先現在の猿之助さんに息子さんができたときに、あらたな心配の種が芽生えるのかもしれません。野次馬的発想ですが(笑)
個人的には、今後も香川さんが出演される映画やドラマを楽しみにしていますので、俳優としての仕事を応援したいですね。
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