北朝鮮が、8月29日午前5時58分ごろに弾道ミサイルを発射したというニュースが飛び込んで来ましたね。
飛行距離は約2700キロ、最大高度は550キロ余りと推定され、午前6時7分に北海道の上空を通過して、午前6時12分には北海道の襟裳岬の東約1180キロの太平洋上に落下したということです。
今回のミサイルは中距離弾道ミサイル「火星12」の可能性があると発表されました。
今後北朝鮮の挑発的な行為はどこまでエスカレートするのでしょうか。日本に向けて発射される可能性や、短期間で進化を遂げているミサイルの種類も気になりますね。
北朝鮮が保有するミサイルは?
ミサイルの名称 | タイプ |
射程距離 |
説明 |
トクサ | 短距離弾道ミサイル | 120km | 取り扱いが容易な固体燃料推進方式を、北朝鮮で初めて採用。現在開発中。 |
スカッド | 短距離弾道ミサイル | 約1,000km | 30年以上も前から北朝鮮に配備されていて、日本の一部は射程内に入っている。 |
ノドン | 準中距離弾道ミサイル | 約1,300km | 日本のほぼ全域が射程距離内入っていて、日本を攻撃するために開発されたと言われている。 |
ムスダン | 新型中距離弾道ミサイル | 約2,500~4,000km |
日本の全域、グアムが射程内。現在開発中。 |
テポドン | 大陸間弾道ミサイル | 約6,000km~10,000km | 米国本土の中部や西部などが射程内。現在開発中。 |
KN15(北極星2型) | 準中距離弾道ミサイル | 約2,000km | 液体燃料より事前準備時間が短い固体燃料エンジンを使ったミサイルで、事前探知や迎撃が難しいとされる。 |
KN17(火星12型) | 中距離弾道ミサイル | 2,000km以上 | 詳細は不明だが、新型の液体燃料式エンジンを使っているといわれている。 |
KN20(火星14型) | 大陸間弾道ミサイル | 5,500km以上 |
詳細は不明だが、射程6700kmとも言われており、北朝鮮からアラスカまで届くことになる。。 |
今後日本に向けて発射される可能性は?
今回の日本上空を通過するミサイルを発射する事によって、韓国に続き日本も射程に入っている(人質にとっている)という、北朝鮮のアメリカへのアピールであることは想像できます。
しかし、北朝鮮は自制心を持っていると発表していたアメリカとしては、面子を潰されたかたちになりましたが、万が一アメリカが北朝鮮に攻撃を加えるような事態が起これば、核攻撃で報復するということはすでに公言されていますよね。
そうなれば、日本や韓国の米軍基地にミサイルを撃ち込んでくる可能性もないとはいえないのではないのでしょうか。
軍事の専門家の方がいろんなシュミレーションはされているのでしょうが、私達素人はどうしても最悪のシナリオがよぎって心配になりますよね。
まとめ
外交には忍耐が必要と言われますが、トランプ大統領を見ていると不安な気持ちになります。
しかし、米軍のトップや司令官、防衛局長ら首脳は「外交措置が先行するべきだ」と発言していますので、もちろん日本も含め、ここは外交の力で沈静化することを期待したいですね。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。