フィギュアスケート女子の浅田真央さんが2017年4月10日に、自身のブログで引退を表明して間もなく、今度は『ポスト真央』とも言われていた村上佳菜子さんが4月23日、現役引退を発表しました。
現在23歳と、現役引退にはまだまだ早いと思われる年齢ですので、引退の理由が気になり調べてみました。
早い段階で決めていたという引退決意の時期と理由は?
最近低迷していたとは言え、当然平昌オリンピックを目指していると思っていたのですが、実は昨年には引退を決意していたそうです。引退表明後のインタビューで次のように語っています。
実は全日本選手権(2016年12月)のフリーが終わった時点で、先生にも「今までありがとうございました」という話をしていたので、けっこう早い段階から決めてはいました。
ここで引退をしたというのは、自分の中で限界が来ていると感じました。
ソチオリンピック後も、猛練習するもなかなか結果につながらない日々、そのうち身体面での故障など、心身とも限界を感じて苦しんでいたそうです。女子選手もジャンプのレベルが上っていく中で、技術的な限界も感じていたようです。
そんな技術的な葛藤もあるなか、「皆さんの心に残る演技をしたい」という気持ちで臨んだ最後の全日本では、ジャンプのレベルは下げたものの、目指した演技をやり遂げることができ、今までの大会とは違い「終わりだな」と心残りなくすっきりでき、今回の引退表明になったようです。
村上佳菜子さんの現役時代の成績
ソチオリンピックでは入賞を逃してしまいましたが、村上佳菜子さんの選手としてのピークはいつ頃だったのでしょう?
現役時代の成績を振り帰ってみました。
まず、注目を浴びたのはジュニア時代。
2009年ジュニアグランプリファイナル、2010年世界ジュニア選手権でともに優勝を飾ります。
2010-2011年シーズンよりシニアのグランプリシリーズに参戦。
NHK杯では総合3位。2戦目のスケートアメリカではSP、フリーともに2位とで総合優勝。グランプリファイナルでは、日本人最高位の3位に入った。
全日本選手権では安藤美姫、浅田真央に次ぐ3位となり、初めての世界選手権の代表にも選出されています。
この頃が選手としてのピークだったのかもしれませんね。
その後、2014年四大陸選手権では、フリースケーティング・トータルスコア共に自己ベストを更新し、同大会初優勝を飾りました。
しかし、ソチオリンピックでは、ジャンプ失敗などが重なって12位に終わり、8位入賞には届きませんでした。
ソチオリンピック後は成績が低迷し、昨年の全日本選手権でも8位と復活できない状態が続いていました。
現役引退後の活動は?
現役引退後はプロスケーターとしてアイスショーなどで、活躍されるようです。将来的には指導者としてオリンピック選手を育てたいという夢も持っているようです。
また、本業のスケート以外にも、バラエティー番組にもちょくちょく出演されていますから、今後タレントとしての活躍も期待されますね。