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プール熱は大人にもうつる?症状や予防、対処法を解説

社会

プールや浴槽での感染が拡大していることを受け、厚生労働省がプール熱の流行警報を発表しましたね。ネットニュースでも、「感染者との接触を避けよう。」「プールや浴槽で、発熱や咳、くしゃみなどの症状がある人を見かけたら、接触を避けるようにしよう。」「「子どもだけでなく、大人もプール熱に感染する可能性があるの?」などさまざまなコメントが投稿されています。
プール熱は、アデノウイルスによって引き起こされる感染症で、主に子どもに多く見られる症状ですが、大人にも感染する可能性があるのですね。この記事では症状や予防についてもまとめてみました。

 

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プール熱の症状

プール熱の症状は、発熱、咽頭炎、結膜炎の3つが主です。

  1. 発熱は38~40℃程度で、1日の中で上がったり下がったりを繰り返す「弛張熱」が特徴です。
  2. 咽頭炎では、のどの痛みや痛み、咳などの症状が現れます。
  3. 結膜炎では、目が赤く充血し、涙や目やにが出るなどの症状が現れます。

    その他にも、頭痛、倦怠感、食欲不振、リンパ節腫脹などの症状が現れることもあります。

 

プール熱の感染経路

プール熱は、飛沫感染と接触感染によって感染します。飛沫感染は、感染した人が咳やくしゃみをしたときに飛び散った飛沫を吸い込むことで感染します。接触感染は、感染した人の鼻水や目やに、便に触れた手で目をこすったり、口や鼻に触れたりすることで感染します。

プール熱は、水辺で感染するイメージがありますが、飛沫感染によっても感染するため、プール以外でも感染する可能性があります。

 

プール熱の予防

プール熱の予防には、以下の方法が有効です。

手洗い、うがいをこまめに行う

手洗いは、感染源となるウイルスや細菌を洗い流す効果があります。うがいは、のどや口の粘膜に付着したウイルスや細菌を洗い流す効果があります。

 

手洗いをするときは、石鹸をよく泡立てて、指の間や爪の間までしっかりと洗いましょう。うがいをするときは、20秒以上かけて、口の中全体をすすいでください。

 

咳やくしゃみをするときは、ティッシュや袖で口と鼻を覆う

咳やくしゃみをするときに飛び散る飛沫に含まれるウイルスや細菌によって、感染する可能性があります。咳やくしゃみをするときは、ティッシュや袖で口と鼻を覆い、飛沫を飛散させないようにしましょう。

 

プールや浴槽に入った後は、体をよく洗う

プールや浴槽に入った後は、体をよく洗って、ウイルスや細菌を洗い流しましょう。特に、目や鼻、口などは念入りに洗いましょう。

 

他人の鼻水や目やに、便に触れないようにする

感染した人の鼻水や目やに、便に触れると、ウイルスや細菌を介して感染する可能性があります。他人の鼻水や目やに、便に触れないようにしましょう。

プール熱の予防には、これらの方法を徹底することが大切です。特に、夏場はプールや浴槽で遊ぶ機会が増えるため、注意が必要です。

 

感染者との接触を避ける

感染している可能性のある人と接触すると、感染するリスクが高くなります。プールや浴槽で、発熱や咳、くしゃみなどの症状がある人を見かけたら、接触を避けるようにしましょう。

 

タオルの使い回しを避ける

タオルの使い回しは、ウイルスや細菌の感染を広げる可能性があります。プールや浴槽で使用したタオルは、家族で共有しないようにしましょう。

プール熱は、予防を徹底することで、感染リスクを大幅に減らすことができます。基本的な感染対策をしっかりと行うことで、安心してプールや浴槽を楽しみましょう。

 

プール熱に感染したときの対処法

プール熱に感染してしまった場合は、以下のような対処法が有効です。

安静にする

プール熱のの症状が現れた場合は、まずは無理をせずに安静にしましょう。

 

水分を十分に摂る

発熱や下痢などの症状があると、体から水分が失われやすくなります。水分を十分に摂って、脱水を防ぎましょう。

 

発熱がある場合は、解熱剤を服用する

発熱が38℃以上になった場合は、解熱剤を服用して、体温を下げましょう。

 

のどの痛みがある場合は、うがい薬や鎮痛剤を服用する

のどの痛みがひどい場合は、うがい薬や鎮痛剤を服用して、痛みを和らげましょう。

 

結膜炎がある場合は、目薬や点眼薬を点眼する

目が赤く充血したり、目やにが出たりする場合は、目薬や点眼薬を点眼して、症状を緩和しましょう。市販の目薬や点眼薬が使用できますが、使用頻度には注意が必要です。

 

医療機関を受診する

プール熱は、自然に治る病気ですが、症状が重い場合は、医療機関を受診するようにしましょう。特に、以下の症状が現れた場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 発熱が40℃以上続く
  • のどの痛みがひどく、飲み込みが困難
  • 結膜炎がひどく、まぶたが腫れる
  • 咳や呼吸困難などの呼吸器症状が現れる
  • 頭痛や嘔吐などの神経症状が現れる

 

まとめ

プール熱は、手洗いやうがいなどの基本的な感染対策を徹底することで、感染リスクを大幅に減らすことができます。また、プールや浴槽の水質が清潔に保たれているか、確認することも大切です。夏場のプールや浴槽での感染拡大を防ぐために、ぜひこれらの対策を心がけてください。