先日休養を宣言した歌手のレディー・ガガさんが「線維筋痛症」を患っていると公表しました。以前から慢性的な痛みに苦しんでいることは告白していたましたが、原因は「線維筋痛症」だったんですね。線維筋痛症とはどんな病気で、治る方法はあるのかを調べてみました。
線維筋痛症とは
線維筋痛症は、一般的な検査をしても原因が見つからないにもかかわらず、全身の強い痛みやこわばり、睡眠障害、うつ状態などさまざまな症状が生じる病気です。
線維筋痛症には、とくに身体的な原因が見当たらない原発性線維筋痛症と、何らかの病気に伴って発症する続発性線維筋痛症がありまり、全身の強い痛みやこわばり、睡眠障害、うつ状態などさまざまな症状が生じる病気です。
線維筋痛症は40~50歳代に発症する方が最も多く、男性よりも女性に多い病気です。
日本では、約200万人が線維筋痛症を発症していると推測されていますが、実際に線維筋痛症と診断され、適切な治療を受けている方は年間で約4,000人前後だそうです。
線維筋痛症の原因は
線維筋痛症の原因はまだよくわかっていないようです。
有力な説として、脳が痛みの信号を感じる機能に障害が起きていると考えられています。
過度の運動、寝不足、精神的ストレス、また気温や天候のによっても症状が良くなったり悪くなったりすることが分かっています。
続発性線維筋痛症の場合は、関節リウマチや甲状腺機能低下などの疾患がきっかけとなることもあるそうです。
線維筋痛症の症状は
線維筋痛症の主な症状は強い痛みです。線維筋痛症は、痛みの部位が全身であったり、身体の一部であったり、痛みの部位が流動的です。
また、疲労感・倦怠感、睡眠障害やうつ状態などをはじめ、さまざまな症状も報告されています。
こうした症状は悪影響を及ぼし合って進行・慢性化しやすく、その結果、日常生活に支障をきたすこともあります。
線維筋痛症の治療法は
線維筋痛症は原因がよくわかっていないため、すべての患者さんに共通した治療方法はありませんが、主に薬物療法と心理療法を組み合わせて行われます。その他、運動療法や認知行動療法などを組み合わせる多面的アプローチが行われます。
治療の期間や特効薬は
残念ながら、現在、線維筋痛症特効薬はないようですね。
少しでも効果があり症状がやわらぐような治療法を、医師といっしょに探しながら取り組んでいくということですので、長期的な治療になるという覚悟が必要ですね。
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