大手外食チェーンのワタミがまたブラック企業体質を露呈しちゃいましたね。今度は勤務記録改ざんです。最近は雑誌などでホワイト企業へ変わったように報じられていたのですが、やはりというべきか実態は何も変わっていなかったということでしょう。なぜワタミはブラックな事件を繰り返すんでしょうか?
ワタミの勤務記録改ざん事件の概要
外食大手ワタミ(東京)が、社員への残業代未払いで労働基準監督署から是正勧告を受けた問題で、ワタミは2日、未払いのあった40代の女性社員の勤務記録を上司が書き換えていたと明らかにした。同社の広報担当者は「重大な問題と認識している。社内調査が終わり次第、厳正に対処する」と説明している。https://news.yahoo.co.jp/articles/825206bc7a9ed729f5e2f3a9c059ac2930e3393e
今回被害者は2箇所の営業所をかけもちする所長さんですが、告発に至った経緯もエグいですね。
深夜や休日にも頻繁に業務の電話に追われていたて月175時間の残業をしていて、精神的にもかなり追い詰められ、「このままでは死ぬかも」とまで思っていたというのです。
被害者の所長さんは社内の相談窓口や労組に訴えるも、まったく相手にされなかったため、
創業者で社長の渡邉美樹さんにも直接手紙も書いたそうです。
しかし、やはり何も変わらず、今回ヤフーニュースで告発したという経緯です。
ワタミがブラック企業体質から変われない理由
そもそもワタミは、創業者の渡辺美樹社長が参議院議員に立候補する際に違法労働が問題になっていて国会でも取り上げられるなどブラック企業としては有名でした。かつて、従業員を家族と称しておきながら過労自殺にまで追い込んだ事件も起こしています。
今もワタミの現場では、労働時間短縮は「労基署対策」と位置付けられており、勤務記録の改ざんがシステム化していたといいます。
渡邉美樹社長の理念は「24時間365日死ぬまで働け」「社長は休み無く働くのは当たり前。」でした。
同じ志を持つ人だけが集まったような創業当時なら問題なかったのかもしれませんが、会社が大きくなった今でも、それを全ての従業員に求めてしまっているのがブラック企業体質からかわれない理由なんじゃないでしょうかね。
ワタミだけでなく日本では、労働基準法違反や過労死を繰り返す企業が多いのは、会社に対する罰則規定があまりにも軽すぎる事にも原因があるかもしれませんね。
ネットの反応
まぁ、やはり2度め、3度めとブラックなことを繰り返すとネットの反応も厳しいですね。

ワタミ、ここ最近クリーンなイメージが上書きされつつあったけど、結局のところ生贄の入れ替え制になってる、俺も辛かったからお前も、ってな感じで。

言ってることが白々しい。鼻ほじりながら言ってるような気がする

これだけブラックって叫ばれてるのに就職する人が減らないから体制も変わらないんだろな
一方でワタミだけじゃないでしょうって声も多いですね。

ワタミだけではないと。
残業代を払いたくないから休みを多くするところもあるくらい。

勤務記録の改ざんなんて自分のかつての職場ですら当たり前だったんだぞ。
そこらの三流ブラック企業ですらそれなのに、ブラック企業ofブラック企業の超大御所であるワタミさんがやってないはずないだろうが。ワタミなめんな。

飲食業界は人件費削減してなんぼの業界。店長クラスになると義理人情で働き始める。
まとめ
かつて、ワタミといえば「ブラック企業」の代名詞だった時期があります。サラーリーマンの懐にやさしい「居酒屋ワタミ」ファンだった私でしたが、その後従業員に自殺者までだして大事件になったときは結構ショックでした。
最近では改革がすすんでホワイト企業にかわったように報道されていのに、今回はまたまた残念なニュースになっていました。
やはり飲食業界は、健全経営で「安くておいしいもの」を提供するのはハードルが高いんでしょうね。