新社会人必見！保険証の手続き、親の扶養から外れたらどうする？

新社会人になったら、社会保険に加入することになります。社会保険に加入すると、今まで親の扶養に入っていた場合は、保険証も切り替わることになります。保険証の切り替え手続きを忘れると、医療費が高くなったり、社会保険の手続きが遅れたりするなどのトラブルにつながる可能性があります。そこでこの記事では、新社会人が保険証の切り替え手続きで親の扶養から外れる方法を、わかりやすく解説します。

新社会人必見！保険証の手続きの流れ

保険証の手続きは、入社手続き時に行うことが多いです。入社手続きの際に、企業から「社会保険加入の申込書」が渡されるので、記入して提出しましょう。

社会保険加入の申込書には、以下の情報が記載されています。

社会保険加入の申込書を提出すると、企業が社会保険の加入手続きを行います。社会保険の加入手続きには、約1ヶ月程度かかります。

社会保険の加入手続きが完了すると、企業から「社会保険の被保険者証」と「保険者証」が交付されます。
「社会保険の被保険者証」は、厚生年金保険の加入者であることを証明する書類です。「保険者証」は、医療費の支払いに必要な書類になります。

親の扶養から外れたら、保険証はどうなる？

親の扶養から外れたら、保険証は「健康保険被保険者証」から「国民健康保険被保険者証」に切り替わります。「健康保険被保険者証」は、企業から交付されます。「国民健康保険被保険者証」は、市区町村役場から交付されます。

国民健康保険への加入手続きは、市区町村役場に「国民健康保険被保険者資格取得届」を提出することで行えます。

「国民健康保険被保険者資格取得届」には、以下の情報が記載されています。

社会保険に加入すると、どんなメリットがあるの？

社会保険に加入すると、以下のメリットがあります。

社会保険に加入していると、医療費の自己負担が3割になります。

学生時代には、健康保険の被扶養者として、医療費の自己負担が2割または1割でした。社会人になると、医療費の自己負担が3割になりますが、それでも健康保険の被扶養者よりも自己負担額が安くなります。

出産育児一時金や傷病手当金などの給付を受けられる

社会保険に加入していると、出産育児一時金や傷病手当金などの給付を受けることができます。
出産育児一時金は、出産時に支給される給付金です。傷病手当金は、病気やケガで働けなくなった場合に支給される給付金です。

厚生年金に加入できる

社会保険に加入していると、厚生年金に加入することができます。
厚生年金は、老齢年金、障害年金、遺族年金などの給付を受けられる年金制度です。

保険証の切り替えで注意すべきこと

保険証の切り替えで注意すべきことは、以下のとおりです。

社会保険の保険証の有効期限は、原則として1年間です。保険証の有効期限が切れてから、新しい保険証を受け取ると、医療費の自己負担が全額になる可能性があります。また、新しい保険証を医療機関に提出しないと、医療費の支払いができない可能性がありますので注意しましょう。

保険証の切り替えでトラブルが起きないようにするためには、以下の点に注意しましょう。

保険証の有効期限は、保険証に記載されています。また、企業や年金事務所から、有効期限が近づいた旨の通知が届くこともあります。

新しい保険証が届いたら、すぐに医療機関に提出しましょう。新しい保険証が届いたけど、まだ医療機関を受診する予定がない場合は、保険証を携帯しておきましょう。

まとめ

新社会人は、就職先の企業で社会保険に加入すると、親の扶養から外れることになります。保険証の切り替え手続きを忘れると、医療費が高くなったり、社会保険の手続きが遅れたりするなどのトラブルにつながる可能性があります。この記事で解説した流れに沿って、保険証の切り替え手続きを忘れずに行いましょう。